予防治療

当院の予防治療の特徴について

当院の予防治療の特徴について

歯科医院へは「歯が痛くなってから行く」という方も多いでしょう。確かに歯科医院では歯の痛みの原因を根本から取り除きますが、むし歯になってしまった以上少なからず歯の寿命を縮めてしまうことになります。歯は一度削ってしまったら、もう元には戻りません。そのため、「痛くなってから歯科医院へ行く」という悪循環を止めることがとても重要です。
近年、むし歯や歯周病にならないためのケアが重要視されています。健康な歯を長く保つためにも、むし歯になってしまったり、またむし歯がひどくなってしまう前に、予防を心がけることが大切です。
当院では、患者さまによってむし歯や歯周病の状態、お口の中の細菌の種類や数、また生活環境などは大きく異なります。そのため、患者さま一人ひとりときちんと向き合い、その人にあった治療やメンテナンス、予防指導を行っております。

予防処置は将来の歯に影響する

予防大国とされるフィンランドでは、80歳の時点での歯の残存数は約25本と言われています。対して日本は、平成元年から行われている「8020運動(80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ運動)」など、予防に対する意識は高まりつつありますが20本には遠く及ばず、歯の予防に関しては後進国と言えます。

予防のために定期的に健診を行うことで、むし歯や歯周病などの症状を初期段階で発見することが可能です。早期発見は早期治療につながりますし、その場合処置も比較的簡単に済むことが多くなりますので、患者さまの負担も軽減されます。将来の健康な歯を守るためにも予防に意識を向け、定期的に歯科医院で診てもらうようにしましょう。

むし歯や歯周病の原因はバイオフィルム

歯と歯のすき間や、歯との境目には、歯ブラシでは落とすことができない汚れが残っています。このネバネバした汚れを「バイオフィルム」と言います。バイオフィルムには細菌が住みつき、放っておくとむし歯や歯周病、口臭、全身疾患などのさまざまな病気の原因となります。また、バイオフィルムが形成されると、抗菌剤やフッ素化合物などの薬剤が歯の表面まで到達しなくなり、十分な効果が期待されなくなります。

ホームケアとプロフェッショナルケア

口腔内を清潔に保ち、むし歯や歯周病を防ぐには自宅での毎日のホームケアが重要です。しかし、毎日のブラッシングだけでは落としきれなかった汚れが徐々に溜まってきます。プロフェッショナルケアでは、歯科衛生士が専用の器具を用いて歯のクリーニングを行い溜まった汚れを完全に除去します。

おすすめのセルフケア

むし歯や歯周病を防ぐためには、毎日のセルフケアがとても重要です。当院では、予防に効果的な歯磨きの仕方(スクラビング法)や、患者さまそれぞれに合った歯間ブラシやフロスのご提案、使用法の説明などを行っています。

おすすめのセルフケア