予防大国とされるフィンランドでは、80歳の時点での歯の残存数は約25本と言われています。対して日本は、平成元年から行われている「8020運動(80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ運動)」など、予防に対する意識は高まりつつありますが20本には遠く及ばず、歯の予防に関しては後進国と言えます。
予防のために定期的に健診を行うことで、むし歯や歯周病などの症状を初期段階で発見することが可能です。早期発見は早期治療につながりますし、その場合処置も比較的簡単に済むことが多くなりますので、患者さまの負担も軽減されます。将来の健康な歯を守るためにも予防に意識を向け、定期的に歯科医院で診てもらうようにしましょう。